LANDSCAPE

ENTRANCE APPROACHは建物全体の思想や世界観を象徴する場所。この先にどんな景色が広がっているのか、どんな体験を与えてくれるのか、そんな期待感を抱かせるような主張と空気感が必要だと考えます。
街路樹の間を抜けた先に姿を現す植栽に縁取られた建築物。そこに漂うのは訪れる人を拒絶するような威圧感ではなく、五感を刺激するようなクリエイティブな感性。この建物が描き出すここちよさのSTORYに包まれる日常。そんな素敵な予感を感じることでしょう。

天井や壁、床など、それぞれカラーや質感の違う面をつくることで、直線で構成されながら豊かな表情を紡ぎ出したENTRANCE HALL。通りから中へと歩を進め、角を曲がると風景が変わる、そんな演出が施された空間です。
2層吹き抜けの高い天井高とガラス窓が開放感を生み出し、陽の光と間接照明がそれぞれのマテリアルの凹凸を浮かび上がらせ、柔らかいグラデーションを描き出します。

RIVER SIDE RESIDENCEのENTRANCE APPROACHは、目の前に広がる那珂川の流れと緑に覆われた河川敷を借景として、美しい光景を描き出しています。すぐ側に高い建物が隣接せず、その周りを青と緑が彩る佇まいは、まさに都市エリアでは希少な「絵になる風景」。その潤い豊かな背景に調和しながらも、エッジの効いたファサードを描き出しました。

風景を枠で切り取ることで、その被写体が強調される「フレーム効果」。ここではそのフレーム効果のように、隣り合う空間の一部を覗くような視野によって、建物の持つ展開や変化という体験が意識できるかもしれません。一見シンプルな箱のように思えるENTRANCE HALLには、意匠と照明が描き出す陰影が浮かび上がり、スケールと静けさを強調。そして向こう側に見える植栽や回廊が、さらに先へと続く展開を予感させるのです。

仕事や普段の生活からすこし距離をおいて、ただシンプルに静かな時間を過ごしたい。誰にもそんな日常の隙間を求めたい時があるものです。風の音に耳を傾けたり、ただひたすらに静けさを味わったり、暮らしの中で時間の「余白」を体験させてくれるのがLOBBY LOUNGE。
装飾によって飾り立てるのではなく、ひとつひとつの素材やディテールにこだわることで、深い安堵感に満たされる空間創造を目指しました。

各々が自宅などから仕事をするリモートワークも一般的な働き方として定着した今、そのための場所の確保や環境を整えることも重要視されています。
CITY SIDE RESIDENCEの2階に設けられたCO-WORKING SPACEは仕事はもちろん、読書や休憩、または子どもの学習スペースとしてなど、必要に応じて多彩な使い方ができる場所。2層吹き抜けの南面カウンターからは1階のBOTANICAL LOUNGEを臨み、機能性と居心地の良さ、そのどちらにも寄り添った設計です。

2階まで吹き抜けの天井が伸びやかな空気感をつくりだすBOTANICAL LOUNGE。小さな自然の森のように起伏をつくり、その岩影や木陰で静かな時間を愉しめるように、大小さまざまな植栽とベンチを設けました。
デイタイムは大きなガラス窓からたっぷりと射し込む太陽の光を愉しみ、ナイトタイムには照明に浮かび上がる樹々のシルエットを愉しむ。自然の生命力を建物内にまで招き入れ、日常の中でその清々しい息吹を感じる。そんな豊かな暮らしのスタイルを叶えています。

RIVER SIDE RESIDENCEの2階に設けられたGUEST ROOM「&STAY」は、旅先の非日常を描き出した空間。
旅行に出掛けることも難しい今、見知らぬ街を訪れた時に感じる高揚感や、いつもとは違う時間を過ごすことで生まれるリフレッシュ感など、日常では味わえない、新鮮でホテルライクなここちよさを体感できる「泊まれる3rd PLACE」をマンション内にご用意しました。
ご夫婦の記念日や子どもの誕生日など、ご家族のスペシャルなイベントに、または気分転換や自分へのご褒美になど、4K大画面のプロジェクター（投影画面サイズ 最大約80inch）やミストサウナを備えたスペースで、スペシャルな時間をお過ごしいただけます。